井戸

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爽やかそうな人

0531(火)

月曜日、帰りの電車でふいに、過去何度も聞いた曲を振り返って聴いた。当時狂ったように聞いていたのに最近は全然聞かなくなったな‥懐かしい‥と思い出に浸る。その頃の境遇が呼び起こされて、少し恥ずかしくもなった。側から見たら電車の中でぼけーっとつっ立ってるだけなのに、気持ちはぐちゃぐちゃになっていた。

中学生の時、amazonでジャケと1曲だけの視聴を頼りにして知らないアルバムを買うという意味のわからない小遣いの使い方をしていて、それから聞いているロボピッチャーANATAKIKOU音ゲーで好きだった常盤ゆうを久々に聞く。Apple Musicで調べると、知らないうちに何曲か新譜(もうそれも新じゃないけど)も出ていた。3組とも歌い方に不思議なクセがあり、うまく言えない耳心地の良さを今でも感じられた。あの頃は情報や文脈なんて何もなくて、どれがベースの音でどれがシンセの音でとかも分からなくて、感覚的に「なんとなく好き」な音楽が沢山あったと思う。ひとりっ子で、友達と音楽の話をするような環境でもなかったせいか、インターネットでたまたま見かける(好きなブログや掲示板の書き込みで)音楽との出会い方をしていた。めちゃくちゃ好きだったブログを検索してみたら、2007年の2月で更新が止まっていた。

火曜の朝、5時半に起きて支度をし、7時に家を出た。通勤電車の中で昨日の帰りに聞いた曲を中心に、ヘビロテした曲をまとめてプレイリストを作る。最近のものも入れて、30曲弱のプレイリストが出来上がったが、全体を見るとなんとも暗い。というか寂しく気怠げな曲ばかりで、自分の根暗感が可視化された感じだった。同じフレーズを繰り返すような曲も多くて、人に教えても退屈されるプレイリストだな‥と思った。

忙しくバタバタと仕事する。デカいのは先週終わったけど残党がまだ残っていて、データをきれいにしたり色の調整をしたりが忙しい。18時、担当者と一緒にタクシーに乗り込んで渋谷へ向かう。今日は店舗の施工と仕上げだった。

作業は20時くらいからだったので、担当者が予約してくれた「挽肉と米」という店で腹ごしらえ。炊き立ての米と挽きたて・焼きたてのハンバーグだけというシンプルなメニューの店だ。先日ニュースで取り上げられていたのを見ていたため、タイムリーで内心とても嬉しかった。米もハンバーグも美味かったけど、何より薬味がめちゃくちゃウマい。8種類くらいの薬味が取り放題で、特に青唐塩レモンとジャンマー(山椒と生姜、ごま油を捏ねたようなもの)が最高だった。調味料ラバーの恋人も好きに違いない。また来たいなと思った。

渋谷店舗の設営は結局終電までかかった。突発案件で、店舗のデザインも2日くらいしか無かったため、かなり冷や冷やしたがなんとかまとまって良かった。思っていたより良い仕上がりになった。3月に芝山さんに依頼して撮ってもらった写真素材もめちゃくちゃ役に立ったので、撮っておいて本当に良かったな‥と思った。

この案件で仕事を依頼している友人Gも手伝いに来てくれる。Gが、先日熱海で陶芸教室をやっている女の子と遊んだ際に預かってきてくれた陶器の灰皿を受け取る。身近に喫煙者がいないから井戸くんに‥と託してくれたらしい。シンプルだけど存在感があって可愛らしい灰皿だった。めちゃくちゃ嬉しい。その子とは「友達の友達」という感じで大学の時はあまり話したことがなかったが、「さわやかな人」というイメージを僕に持っていてくれたらしい。全然合ってはいないけど、好印象だったようなのでそれはそれで良かった。連絡先すら知らなかったため、G伝てにお礼を伝えてもらうようお願いした。帰って横になるとすぐ寝てしまった。