01/01(日)
31日から引き続き、彼が退屈魔人と化していたので2人で散歩をすることにした。白黒フィルムしか残ってなかったけれど、とりあえずそれをカメラに装填して出かける。昨日買ったコートを早速着てみると、なんだかかっこよくなれた気分になった。年明け早々浮かれられて嬉しい。自由が丘のスタバで抹茶玄米茶もちフラペチーノを食べる(彼はスタバの新メニューを欠かさずチェックするタイプの人間だ)。喫茶店業界は元日も働くものなのだろうか。スタバだけでなく、カフェにやたら人がいるな〜と思った。写真を撮りながら金持ちの家の門松や正月飾りを眺めて歩いていると、一軒家の前でウロウロする老婆を2人ほど見かける。孫・息子が車でやってくるのを待ちきれず、外に出てきちゃったのかな‥などと彼と推測をした。夕食は、昨日開封したものの結局あまり手をつけていなかったお節を食べた。
01/02(月)
渋谷に新しく出来たサウナ「SAUNAS」へ行く。彼が去年のうちに予約してくれていた。あまり待ちはしないけれど、そこそこ混んでいた。というより狭かった。サウナIQの高い人がサウナIQの高い人のために作ったような構造で、導線の悪さや、むき出しのストーブの危険性について彼は苦言していた。僕はというと、5人で輪になって入るサウナに友達と喋りながら入ったら楽しいだろうな。とか、ヴィヒタの個室サウナはお地蔵さんになった気分になれるな‥とか割と新鮮に楽しむことができた。天井が抜けている3階は明るくて所々に植物が植えてあり、木の大きな階段に裸の人たちが腰掛けているのが、不自然で変な景色だった。クラフトオロポなる飲料が売られていて、オロナミンCとポカリスエットをわざわざオーガニックでクラフトするのも変な考えだと思った。友達とまた行きたいけれど、2時間で3000円は高い。開いていた古着屋で服を買ったりしてから帰宅した。
01/03(火)
昇格試験の問題集を解く。2個下の後輩女子と中途で入った同い年男子と3人で、この冬休み中に問題集を全て終わらせるんだ!と意気込んでLINEグループを作った。が、数が多くて途方に暮れる。財務や法律など‥8冊も冊子があって全然終わらない。17時頃まで机に向かって取り組んだ後、彼がクリスマスに用意してくれたハロコンを観に中野サンプラザへ向かう。腹ごしらえに一蘭のラーメンと大判焼きを食べた。一蘭は初めて食べたけど、細麺が好きなので結構気に入った。一蘭のシステムの方がバイトするのは楽なんだろうな。ハロコンの感想はpodcastで話したので割愛。一番後ろの席にも関わらずよく見えたし、会場のあったかさと生歌の圧で満足だった。バンドやDJのライブとは全然違う迫力があるんだな‥と思った。今年はもっとアイドルのコンサートにも行きたいな。
01/04(水)
問題集の続きを解いたあと、友人Gと14時に六本木で待ち合わせ。レゴストアへ行く。パーツを好きに組み合わせられるミニフィグで熟考する。店員のお姉さんに「どれも新作パーツです、お目が高いですね」と言われたが、新作が入ってると分かってるから来た事実になんだかちょっと恥ずかしくなった。でも満足。カフェに入り、年末着けてもらった小指と薬指のネイルを落としてもらう。気に入っていたけれど、会社にそのまま付けていくのはちょっと憚られたからだ。ポケモンを交換し、年末の大掃除で出てきたという、Gが子供の頃の手帳を見せてもらう。シールがびっしりと貼られていて、シールの枠の部分まで貼ってあった。「貼る行為」自体を楽しんでる様子が表れていていいな〜と思った。
シールを貼るときの、あのほんの小さな高揚ってみんな感じるものなのだろうか。今も、イケてると思ったステッカーやシールを引き出しの中に集めているが、もっと貼らなくちゃな〜と思った。最近は集める喜びが先行して、貼る喜びをどこかに忘れてしまっているような気がする。別に集めるのもいいんだけれど。大学生の時は手帳兼日記帳にステッカーは勿論、チケットや映画の半券なども全部貼っていたな。そういえば小学校低学年の時、同じクラスの女子が持っていたにゃんこカフェ(食べ物に猫が挟まっているイラスト)のシールがやたら可愛く思え、羨ましくて憧れてたことを思い出した。18時頃に帰宅。彼が作ったくれたポトフを食べた。
01/05(木)
テレワーク。デザイン案をいくつか仕上げ、問題集の続きと、会社とは別に依頼されていたイラスト仕事に黙々と取り組んだ。昼はポトフの残りを食べ、夜はubereatsでガパオライスを頼んで食べた。僕よりも彼の方が忙しそうで、同じ家にいるのに昼も夜も別々になってしまった。Aの地元の友達がダメちゃんホンポpodcastをがっつり聞いてくれたらしく、ベタ褒めしてくれていたと聞いて嬉しくなる。最近またお便りも頂くことができて、楽しいことを続けていながらリアクションも貰えるなんて最高だな〜と思う。0時頃まで問題集を解いたのと、絵の仕事の下書きを終わらせて寝た。
01/06(金)
朝、彼が「行っちゃダメ」と静止してくる。お互いに幼児退行してるからもうどうしようもない。ダメちゃんホンポpodcastを聞き返しながら出社。我ながらやっぱり面白くて電車の中でも笑いそうになってしまう。
9時、後輩と問題集の進捗を共有し合ってから仕事をこなす。年末年始、会っていなかったのは実質10日間くらいだけなのにやけに久々な感覚だった。この日はまだ休みの人も多かったのだが、僕は来週にデザイン提案やプレゼンがてんこ盛りだったため、結構切り詰めて働かないといけなかった。夜は最近SNSで見かける悪魔のパスタを彼と2人で作った。麺をフライパンで焼き、トマトスープをちょっとずつ入れて麺におこげをつけるような作り方のものだ。麺がスープを吸うのと、香ばしくなってめちゃくちゃウマかった。太めの麺で作ったのもよかったのかもしれない。また作りたい。
最近は蘭たんのポケモンSV実況を見ながら晩飯を食べている。彼はあまりナポリの男たちに関心を示していなかったのだが、毎日投稿で40分くらいだと飯の時間に丁度良い。蘭たんの剽軽な所が彼も好きなんだろうなと思う。明日から彼が帰省してしまうので一緒に寝た。
01/07(土)
彼は朝から東北へ。僕はひとりで問題集とイラスト仕事に打ち込む。絵を17枚も描かないといけないので、黙々と作業した。問題集は面倒くさいけれど答えがあるからいい。テキストを斜め読みして、キーワードを見つけ出す。絵の方はそうはいかない。しっくり来る線や密度、色味が見つけれるまで何度も描き直す。集中出来なくなったらAVを見て自慰して煙草吸ってコーヒーを飲んで‥みたいなループを3回くらい繰り返した。久しぶりに新しいAVも買ってしまった。ここのところずっと彼と一緒だったため、家に1人なのが不思議だった。いつもは彼がご飯を作ってくれるけれど、家に1人だと食事をする気もろくに起きず、結局シリアルを摘むだけで1日過ごせてしまった。こんな感じだったから昔は痩せてたのか〜と思った。
01/08(日)
朝6時に起きてシャワーを浴び、外行きの服装に着替えてからまた問題集を解く。こうでもしないと布団から出れなくなる。昼に渋谷に行ってフィルムを現像に出したのと、前々から好きだったイラストレーターの展示を観に行った。作家本人が在廊していたが、コミュ障なので話しかけられない。それどころかギャラリーの人がやたら話しかけてくるのがひたすらにうざかった。ゆっくり見させてくれよ。作品を観た後、マグネットとクリアファイルを購入。「2000円以上なので作者にサインしてもらえますよ!」と言われたが、オタク感がこぼれ出てしまいそうで断る。僕が過去にサインをお願いできたのは、森栄喜、梅佳代、祖父江慎の3人だけだ。恥ずかしさよりも好きが勝つくらいでないとサインは強請れない。というか頂くに値しないと思ってしまう。帰宅してWさんと少しだけ通話。長く付き合っていた恋人と先日別れたそうで、その経緯を聞いた。寂しくなっている様子だったけど、「別れたい」と思ってしまったならいずれにせよモヤモヤするだろうし、はっきり終わりにした方がいいと僕は思うタイプなので「君は間違ってないと思う」と話をした。元日に別れ話をするなんて真面目な性格だな〜と思った。作業をして0時頃寝た。
01/09(月)
やたら頭が痛い。検索するとどうやら低気圧がひどいらしい。せっかくの祝日、彼もおらず、問題集と絵の仕事を片付けてしまうつもりだったのに‥全然起きられない。気圧頭痛の薬を飲み、ずっと眠っていた。焦燥感だけが募る。明日になってしまったら本格的に仕事が動いていくのに、今日ダウンしていると計画が狂う。でもだるすぎる。布団の中で考えているうちに、三連休全然休めていないこと自体が馬鹿らしく思えてきて開き直ってしまった。なんとかなるだろう。むしろ休日なのだから休まなければいけないのだ。17時頃に実家から彼が帰ってくる。2日ぶりだったのに僕はまだダウンしたままだった。彼が実家で親と作ってきたというご飯を食べたら少し元気になる。低気圧だけではなく、一人きりで過ごしていたから弱っていたのかもしれない。
01/10(火)
出社。仕事をこなしつつ、空き時間を時間休にして絵の仕事をなんとか仕上げた。無事納品に間に合ってホッとする。20時に帰宅すると、彼が持ち帰ってきた食料があったのでそれを夕食に食べる。彼のお母さんの焼豚とローストポークはウマい。それからまた問題集。翌日は仕事で忙しそうだったので、気合いで解き切って全て送信する。結局3時頃までかかってしまった。採点と添削がされて後に返送されてくるのだが、合格点は恐らく大丈夫だろう。9日に終わらせるつもりだったことが溢れて焦ったけれど、なんとかなってよかった。例年になくやることが詰め込まれていて、やたら忙しい年末年始だった。